日本民謡ガイドブック

民謡ガイド⑨ 祇園小唄 〜歌詞、解説、意味〜

祇園小唄

民謡は難しくないし、古臭くない!日本に伝わる民謡を一曲ずつ解説していきます。第9弾は京都府の新民謡、祇園小唄。

東山、祇園、大文字…京都の風情をイメージさせるたくさんのワードが散りばめられた、しっとり華やかな民謡です。祇園を歩く舞妓さんが思い浮かぶ、京都文化をぎゅっと凝縮したかのような一曲。三味線を学ぶ方は、この曲を避けては通れない!というほどですから、この記事で改めて良さを再確認してみてください。

児玉宝謹の寸評

ジャーン♪ お待たせしますた(噛んでるし…)

新民謡第二弾です~ 貝殻節でもご説明しましたが、新民謡とは、作詞者、作曲者、発表年月日、歌手などが詳細にアーカイブされてる民謡のこと。故に著作権を持つ民謡のこと。

新民謡運動の始まりは、大正中期から昭和初期でした。中山晋平や野口雨情などが活躍し、北原白秋なども新民謡を手掛けています。東京音頭とか、これに該当しますが、今回は「祇園小唄」をお届けします。

民謡の楽しみ方

 

(…ってことは次回は東京音頭か!?)

 

 

 

歌詞を読んでみよう!

囲み枠a月はおぼろに東山 霞む夜毎のかがり火に  夢もいざよう紅桜 しのぶ思いを振袖に
「祇園恋しや だらりの帯よ」
夏は河原の夕涼み 白い襟あしぼんぼりに  かくす涙の口紅も 燃えて身をやく大文字
「     」
鴨の河原の水やせて 咽ぶ瀬音に鐘の声  枯れた柳に秋風が 泣くよ今宵も夜もすがら
「     」
雪はしとしとまる窓に つもる逢瀬の差し向かい  灯影つめたく小夜ふけて
もやい枕に川千鳥

詳しい解説

京都の祇園をモチーフとした昭和5年の歌謡曲。作詞長田幹彦、作曲佐々紅華、元唄藤本二三吉。

歌詞には、東山、祇園、大文字、鴨の河原といった京都の地名や風物詩がちりばめられ、振袖、だらりの帯、口紅などの、舞妓さんを連想させる語句も随所に用いられている。

締めに繰り返される「だらりの帯」とは、舞妓が着る振袖のだらり結びにした帯を指す。見習い期間に姐さん芸妓と茶屋で修行する際は、半分の長さの半だらりの帯となる。

髪型の「割れしのぶ」は、店出しから間もない年少の舞妓が結う髷(まげ)で、「ありまち鹿の子」や「鹿の子留め」など、特徴的な髪飾りが目を引く華やかで愛らしい髪型。唄中「しのぶ思いを振袖に」とあるが、この舞妓の髪型の名称と無関係ではないだろう。

 

演奏の難易度とポイント

構成:三味線。唄。篠笛あると尚良し。

難易度:3/5

この曲も、お三味線弾き唄いがお似合いです。舞妓さん、芸妓さんの唄ですから、彼女たち弾き唄い出来て当然ですしね。更に舞台芸能として脚色するなら、上記のように篠笛を添えると、一層「らしさ」が出て、よろしおすえ!

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