民謡は難しくないし、古臭くない! 日本に伝わる民謡を一曲ずつ解説していきます。
「北海道シリーズ全10曲」4曲目は、前回同様に新民謡で「出船音頭」です。。。
児玉宝謹の寸評!
この曲はイケイケですw 弾み調子に、活きのいい速さ、帯域も中高音域で、如何にも出船の雰囲気満点です!
これ以上の寸評はありませんw 百聞は一見に如かずならぬ、百見は一聴に如かず!
原曲をお聴きになられたら、納得の笑顔満面のはずです~。。。
歌詞を読んでみよう!
「ハアー アーエー」 「エンヤエッサエッサ」出船の朝だ「ヨ」 *ソラエーンヤコラ
主の音頭で 船足揃え「ヨ」 若いおいらは *ホーイサホイサト
波乗り越えて *そうだその意気 ドーントネー
「ハアー アーエー」 「エンヤソラソラ」朝日が昇る「ヨ」 *ソラエーンヤコラ
踊るカモメは 出船の友だ「ヨ」 海のおいらは *ホーイサホイサト
荒波育ち *そうだその意気 ドーントネー
「ハアー アーエー」 「エンヤエッサエッサ」朝霧ついて「ヨ」 *ソラエーンヤコラ
船は櫓まかせ 櫓は主まかせ「ヨ」 行くよおいらは *ホーイサホイサト
果てない海へ *そうだその意気 ドーントネー
詳しい解説!
北海道函館在住、田原賢声作詞作曲の新民謡。
昭和34年末に発表、同38年に江差追分日本一の佐々木基晴氏がレコーディングして以来、広く一般にも唄われ出した。
発表当時「エンヤ エッサエッサ」は3番まで同じだったが、歌詞の内容を考慮して、現在では2番のみ「エンヤ ソラソラ」と唄っている。
演奏のポイント!
お三味線、尺八、〆太鼓と平太鼓、お囃子とお唄という、典型的な民謡クインテットです。この曲はもう、理屈抜きでイケイケどんどんと楽しんで下さいw 唯一言うとすれば、テンポキープだけ地味に心がけることくらいですね。
ではっ、行くぞーっw