日本民謡ガイドブック

民謡ガイド⑮ 谷茶前(たんちゃめ)〜解説、歌詞、意味〜

たんちゃめ

民謡は難しくないし、古臭くない!日本に伝わる民謡を一曲ずつ解説していきます。第15弾は沖縄県民謡「谷茶前(たんちゃめ)」。

「たんちゃめ節」は、沖縄本島の代表的な民謡です。沖縄らしく、踊りがセットになっており、男女が対になって踊ります。谷茶とは沖縄県本島の恩納村の地名で、この唄は谷茶の海岸を舞台にしていますから、沖縄の海を思い浮かべながら演奏してみてください。

児玉宝謹の寸評

お待たせ致しました。漸く、琉球第三弾ですぅ~。僕は、大抵の曲は弾き唄いするんですが、この曲はてこずりました。でも琉球民謡は、まだまだ難度の高い曲が山盛りありますね~(汗

民謡の楽しみ方

 

如何にも琉球らしい、陽気な弾み調子で、ウケもいいし、大好きです!

 

 

歌詞を読んでみよう

囲み枠a*谷茶マシマシ(現地ではムサムサ) リァン小(グァ)ソイソイ リャン小約束(グァヤクシク)
それはいい事だ 姉さん急ごう 姉さん約束しだぞ
谷茶前ぬ浜に スルル小(グァ)が寄(ゆ)てちゅんどぅ「ヘイ」 スルル小(グァ)が寄(ゆ)てちゅんどぅヘイ
*(ヤササ ハッハッハッハッ)
谷茶の前の浜にキビナゴが寄ってきたよ
スルル小(グァ)や あらん 大和ミジュンど やっちんど「 」 *(   )
キビナゴではなく大和ミジュン(鰯) だよ
谷茶前ぬ浜に 光る銀の鱗「 」 *(テ ヤッテヤッテヤッテ ハッハッハッハッ)
谷茶の前の浜は 魚の銀の鱗で光るほどだ
若衆が声あげ 笑う あの娘「 」 *(    )
若者たちは嬉しそう あの娘も笑ってる
谷茶前ぬ浜に 昇る陽がうたう「 」 星の影がうたう「 」 *(    )
谷茶の前の浜に 昇る陽が歌っている 星の影も歌っている
あの森(むい)に登って(ぬぶて) 互い(たげ)に 思い(うむい)語ら「 」 *(     )
あの森へ登って娘たちと語ろう
潮(うす)や満ち膨(ふく)で 港小(みなとぐぁ)も満ちゅい「 」 *(    )
満潮になって港に水が多くなってきた
兄達(あのいた)や其取(うりと)いが 姉小達(あんぐぁた)や かみて魚売(うりう)りが「 」 *(    )
男性は魚を捕り 女性はそれを売りに行く
其り売てぬ後の 姉小(あんぐぁ)が 匂(にゆ)いぬ淑(しゅ)らさ「 」 *(     )
売りに行った後の女性の残り香は如何にも貞淑だ

 

詳しい解説

沖縄県民謡。

谷茶は、沖縄本島の国神郡恩納村に属する小さな漁村で、青海原と白い砂浜が美しく、漁業の盛んなところである。旧暦の4、5月頃になると、雑魚が海面一面に広がり、笊でもすくえるほど集まってくる。若者たちは漁に出掛け、娘たちは捕れた雑魚を売りに行くといった漁村風景と、若者たちのはずんだ気分を、明るく軽快なリズムで唄い上げる。

舞踊曲としてつとに名高く、芭蕉布の短衣を着た男女が、男は白鉢巻で櫓櫂を持ち、女は琉球絣で籠を持って、軽快な掛け合いの踊りを展開する。

演奏のポイントと難易度

弾き唄い出来ればカッコいいですが、前述のように難度が高いので、大抵はアンサンブルで演奏されます。でも単一反復型で不可能ではないので、個人的には頑張りました(笑

この曲の持つ「明るさ・陽気さ」は特に、囃子言葉に表れていると思います。でいご娘さんの音源は必聴に値します!琉球の風を思いっきり感じて下さいね。。。

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